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vol.
12

Nori Kawanishi さん

Nori Kawanishi さん
大阪府高槻市出身。映画好きが高じて、20才の頃、東京の日活芸術学園に進学し映画作りを学ぶ。10年ほど映画の制作進行に関わる仕事を続け、2000年の夏、兄が仕事をしていたカナダのバンフへ渡り、2年間ガイドの仕事を続ける。得意のコンピュータでお客さんや仕事関係者にサポートをすることが多くなり、2003年カルガリーにてコンピュータ販売・修理の会社の共同経営者として働きはじめる。現在は、コンピュータと映像の両方を生かした新しいビジネス~動画で見るカナダ情報サイト『Videostyle.ca』~を立ち上げようと、奮闘中。

日本人がカナダで暮らす上で欠かせないのが日本語での生活情報、ニュース、学校情報など。インターネット上には、日本人向けのカナダ情報サイトは数多くあり、掲示板や求人・貸し部屋情報はもちろんのこと、ローカルレストラン情報やカナダでの生活を綴ったブログなども集結しています。このような画像や文章が主流のウェブサイトとは差別化を図り、『動画』を使ってウェブサイト内に番組を作り、カナダの情報を発信しようと試みているNoriさんにお話を伺いました。

 

日本で培った映像の経験を、ここカナダで生かしたくて

-日本からカナダに渡ってから今に至るまでの経緯を教えてください。

日本で映画の仕事をしていた頃、ちょうど兄がカナダのバンフでガイドの仕事をしていたので、私は休みが取れると年に1、2回は兄を頼ってバンフに遊びにきていました。カナダの雄大の自然にも魅せられましたし、兄が働いている会社の社長さんとも交流を深めたこともあって、いつかこの地で映像の仕事ができたらいいな、と思ったのがきっかけです。

最初は兄が勤めていた会社の社長さんからワークパーミット(労働許可証)を出していただいたので、ガイドの仕事からスタートしました。

ちょうど日本では、映画不況の時代に突入していたこともあり、10年間映画製作の仕事に関わった経験を、カナダでの新たなチャレンジに生かしたいと思いカナダに渡ってきたのですが、最初は難航しました。それでも、映像の仕事ができる機材を揃えようと、コンピュータの卸売のお店を調べたり、勉強していたりするうちに、人よりもどんどんカナダでのコンピュータ事情について詳しくなっていったんですよね。もともと日本で映画の仕事をしていましたので、コンピュータを使って編集の仕事をすることが多く、人よりはコンピュータに長けていたのだと思います。

そうしている間に、コンピュータのパーツについて質問されたり、「新しいパソコンを買いたい」という人がいれば一緒に買いに行ったりするようになったんです。当時(7,8年前)は、まだコンピュータもとても高価なものでしたし、詳しい人もそんなにいなかったので、「だったら、これを仕事にすればいいんじゃないか?」と周りにも後押しされ、カルガリーでコンピュータ販売・修理の会社を持っていた友人のパートナーとして働くようになりました。

最近は、コンピュータも修理に出すよりは、新しいものを買った方が安く済むということもあって、このままビジネスを続けることがいいのかどうか考えるようになりました。

カナダに何をしにきたのか、みんなに自分の好きなことを届けるには何をしたらいいのか、と原点に戻って考え、ずっとカナダでやりたかった映像と、そして得意のコンピュータを活かせるビジネスをしよう、と。それが、動画で見るカナダ情報サイト『Videostyle.ca』だったんです。

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 -なぜ動画主体の情報発信サイトをはじめようと思ったのですか。

カナダには、たくさんの優れた日本人向けの情報サイトがありますよね。特にブリティッシュ・コロンビア州には、日本人の人口も多いせいか、内容も充実している日本語での情報発信サイトが数多くあります。なので、もう既にたくさんあるようなウェブサイトと同じことはしたくなかったんです。

これからカナダに来る人、または既にカナダに住んでいる人が、カナダの気候や為替情報などを調べようと思ったときには、数あるカナダ情報サイトで調べていただければいいと思います。

僕は、数あるカナダ情報サイトがまだ網羅していない情報を、動画を使って発信していきたいと思っているんです。それは決して、雄大なウィスラーでスキーをしているような綺麗な観光ビデオのようなものではなくて、カナダのローカルに住む人たちが、どんな風に働いたり勉強して生活をしているかに密着した企画動画を発信していきたいと思っているんです。

カナダにこれからこようと思っている人、そしてカナダに住んでいる人も楽しめるような番組作りをしていきたい、と思ったのがきっかけです。

 

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カルガリーって面白そうだな、行ってみようかな、と思わせる番組づくりをしたい

-どんなサイトにしてきたいと思っていますか。

 たとえば、ローカルな新聞だと、ローカルに住んでいる人しか読むことができないですよね。でもウェブサイトはここに住む人だけではなくて、日本に住んでいる人にも情報を発信することができます。

ですので、日本に住んでいてこれからカナダにこようと思っている人、そして他の州にいて、これからカルガリーに移住しようと思っている人が、「カルガリーっていいな!行ってみたいな!」と思って思わずブックマーク(お気に入り登録)してしまうようなサイトにしていきたいですね。動画を通して、カルガリーの素晴らしさや面白さを伝えていけたら、と思っています。

 

-現在はどのような活動を行っていますか。

2011年1月のオープンを目指して、コンテンツ作りをしています。具体的に言うと、カルガリーで日本人主体で行われているイベントへ出向いて撮影をしたり、サイトに掲載するインタビューの依頼をしたり、広告クライアントさんと打ち合わせをしたり、特集企画の参加者さんとお話をしたり、そしてもちろんウェブサイトの打ち合わせ、そして残った時間で動画編集といったところでしょうか(笑)。

 

いつかは日本のテレビで流してもらえるような番組づくりを

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-いままでに何度かカメラを回していると思いますが、嬉しかったこと、苦労したことなど教えていただけますか。

今は、ものすごく楽しいんですよ。すべてが楽しい!(笑)

ただ、強いて言うならば、「こんなサイトを立ち上げようと思っているんです。」という話を各所でして、とても皆さん期待して待っていてくれているのですが、まだサイトをオープンしていないので、それが申し訳ない気持ちになってしまう、ということですね。早くたくさんの動画を載せてサイトをスタートさせたいですね。

ですから、今のところ本当に苦労だと思ったことはないです。これから先、出てくるのかもしれませんね(笑)。

-最後に今後の夢を教えてください

まずは目の前にあって実現しなくてはならないことは、サイトをオープンさせること。

あとは、このサイトでうまれるたくさんのアイデアや、企画番組を多くの人に見てもらって、行く行くは日本のテレビや地方のケーブルテレビで流してもらえる日がくることが夢です。カナダのローカル番組なんだけれど、日本に住んでいる人に、「カナダに住んでいる日本人が面白いことやっているな。」って言わせたいな、と思っています。

 


 <取材を終えて>
カルガリーに住む人だけではなく、日本や他の州にいる人にも楽しんで見てもらえる動画情報サイトを!ということでNoriさんの新しいビジネスとなるVideoStyle.caのオープンが待ち遠しいですよね。Noriさんの熱意ある語りを聞いていると、たくさんのエネルギーをもらえて、とても楽しいインタビューでした。

CalgaryFanも、今後VideoStyle.caさんと協力体制をとりながら、みなさんに役立つ情報を発信できたら、と思っていますので、2011年の新しい動きにご期待ください。(取材・プロフィール写真撮影:Y)